岡田君


岡田君。かつて、当社で、5年間一緒に働いていたスタッフです。当時、グループ会社の賃貸管理を任せておりました。6年前に、当社から独立されていきました。

独立された後は、ほとんど付き合いがなかったので、連絡を取ったこともありませんでした。たまぁに帯広市内で、売物件に彼の会社の看板が掲げられているのを見かけることもあり、頑張っているだなぁと気にはしておりました。

うちの仕事をしてもらっている取引業者さんから、“岡田社長、昨日、亡くなったの知っていますか”

“え、まじ?。。。何で?”

悲しいという感情よりも、何で死ななきゃいけないのか、あまりにも突然すぎる彼との別れに、未だに本当なんだろうかという気持ちでおります。

会社どうなっているのか?ご家族の方々は大丈夫だろうか?

同じく会社を経営する立場の者として、まず思ったことでした。

彼とは、気も合い、会社にいたときは深い仲でした。よく飲みに行ったりゴルフしたり。。。

じっとしていることもできず、彼の会社に初めてですが、行ってきました。4月に入社された事務の方が1人、電話をとられておりました。電話が終わったので、

“家賃の送金とか終わっているのかい?トラブルとかないのかい?”私。

“いいえ、まだです。亡くなったばかりで。。。”

“私、岡田社長が開業される前にいた会社のものです。困ったことがあれば、何でもしてあげるので、連絡ください”と伝えて、名刺置いてきました。

そのあと、ご自宅に奥さんに会いに行きました。インターフォン越しで

“この度は、、、、かつて旦那さんにお世話になっておりましたドットコムの池原です。お話しできますか”私

“はい。まったく会社のことはわからずで、辞めたスタッフにお願いして、対応してもらっているんです”奥様

こんなタイミングで、彼の会社に行ったり、ご家族のところに行くのは、どうなのかという感じもありました。会社も葬儀が終わったら、後継者がいなければ廃業となるんだろうと思います。ただ、岡田君が残した会社内に残っている情報や、管理物件などは、会社の廃業とともに、消滅してしまうんだろうと思いますが、同業の私から見ると価値のあるものも多く、その対価が、岡田君のご家族に渡ればいいなぁという気持ちもあり、そのことだけを奥様にお伝えして帰ってきました。

大きなお世話と言えばそうなんですが、、、、あとは、奥さんが判断されればいいことなので、私の仕事はここまでです。

彼がうちの会社で、時間も気にせず一生懸命やってくれた恩を、少しでもお返しできればなぁ思っただけなんですが。。。。

スマホに入っている過去の写真見ながら、うちの会社で一緒に過ごした日を懐かしみ、また、仏さんになってしまった虚しさも感じております。

管外のお客さん来たときは、屋台でよく飲んでいたね。。東京出張で、東京ドームにも行ったことあったなぁ。忘れかけておりましたが、麻雀も一緒にやってたんだね。

岡田君。51歳の人生だったのか。。。ちょいワル親父的な雰囲気のある男くさい彼に会うことは、叶わぬ夢となりました。

さみしいね。なぁ、おかだ。

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