御成敗式目

他人の不動産を無断で20年間、利用された場合、自分のものになるっていう制度があります。取得時効という制度になります。詳しく解説しているページ、リンクしておきます。

不動産業に携わって、この制度を利用して、他人の土地を自分のものにされた方に出くわしたことはありません。。この制度、悪意があっても20年間占有使用されれば、自分のものになっちゃうんだから、すごい制度でしょうか。

ちょっと調べてみると、歴史をさかのぼりこと、1232年。鎌倉時代にこの制度が定められておりました。

御成敗式目っていう法令です。中学校の社会の教科書で習っている?ようですが、その法令の中に、今でも引き継がれている制度があるっていうのは、驚きでした。

この御成敗式目、全部で51箇条からなりたっています。こんな法律です

ついつい読んでしまいました。読みながら800年前の社会の様子を垣間見るのも、面白いものです。人の営みは、長い年月のなかで色々な仕組みが継承されて今日に至っているんだなぁと、今更ですが思ったりもしております。

後世に良い仕組みを残していくことも、今の時代に生きる我々の仕事かもしれません。。

ちなみに、800年前から継承されてきているこの取得時効という制度、不動産ドロボーを正当化する制度に感じるのは私だけ?でしょうか。。

ただ、この制度の果たす役割もわかる気もします。。

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