事業継承

会社の売却。その会社を買うので融資をしてほしい。。そんなお願いを金融機関の担当にしております。

流行りの企業買収。。。そんな大げさなものではありません。。。

何故そのようなことになったかというと、当初、会社が所有する不動産の売却で携わっておりました。よくよく聞くと、その会社は、この不動産を売却した後、会社を解散するという話を聞き、話が変わりました。。

会社の収入は不動産の賃貸だけで、従業員はなく、身内だけ。借金はなく、決算内容も上々です。しかも、社歴のある会社でした。

この会社、売却の後なくすのはもったいのと思うのと、使えないかなぁと思い、あれこれ考えてみました。

選択肢は、

その1.会社が所有する不動産を売却して、会社をたたむ

その2.不動産を所有する会社を丸ごと売却する(会社はたたまずにそのまま継承する)

どっちが得かという問題になります。

売る方、買う方、それぞれについて検討してみました。具体的に書くと、以下のようになります。

その物件は、5,000万円です。

まずは、売る側。

その1の場合、預かっている敷金が100万円を、売却時に新しい買主に渡す(100万円支払う)のですが、その2の場合、帳簿に記載されるだけで、100万円のお金の動きはありません(売主は支払いません)。

次に買う側。

その1の場合、買う方は、不動産取得時に、不動産登録免許税と不動産取得税がかかります。細かい計算方法は割愛しますが、今回は合わせて、200万円、国に納めなくてはなりません。その2の場合は、そのような税金はかかりません。

よって、その2の会社売却の方が、売主は100万円、買主は200万円、お金が出ていかなくてもよくなります。

そう考えると、会社売却でこの商いをまとめた方がいいという判断になります。

で、で、で、金融機関さんにこの会社を買うのにお金を貸してくださいというお願いになりました。。

金融機関の担当マン曰く。。。

“社長、こういうケースの場合は、事業継承ということになるね。この会社の価値を計算、評価し、貸せる金額を提示してみます。その会社の決算書ありますか?”

決算書を渡して、結果待ちとなりました。聞いてみると、その会社の株を買うということになり、決算書からその株の価格を出して、判断するとのことです。

会社の価値。会社の株価ということなりますが、どのように計算するのか、興味がわきました。その価格の出し方、ちょっと調べてみたいと思います。。次回のブログで紹介できればと思っております。。。